顧問の松林です。
イギリス人にはサッカー好きと同様 ゴルフが好きな人も多いですね。
それも常識の範囲を超えたゴルフ好きがいるようです((+_+))
僕もゴルフは好きですが人の迷惑を考えないゴルフキチガイ(Desperate Golfer)というのは
許せないですね。
マンチェスターで会議
イギリスのマンチェスターの会社と会議をした時の話です。
僕はその時スウェーデンでVOLVO社と会議をし その会社の近くのマンチェスターの空港に
スウェーデンから直接到着しました。
ホテルの手配はすべて相手の会社がしました。
会議の前日ホテルについてみると ディズニーランドのシンデレラ城みたいにかわいい
ホテルでそのホテルはゴルフコースの中にありました。
会議中から頭が痛くなり
到着が水曜日で木曜日が一日会議、金曜日は僕と相手の会社の人3人でゴルフをする
ことになっていました。
所が木曜日の会議中から少しずつ頭が痛くなってきて、夜の会食の時にはかなり激しく
痛み出しました。
それで僕が「明日のゴルフはやれないかも知れない。」と言った時の相手の親切さには
感激しました。
色々薬を持ってきてくれたり、医者を呼んでくれたり、本当に親切でした。
所が金曜日の朝になっても頭痛は激しくなるばっかりで とてもゴルフを出来る状態では
ありませんでした。
無理やりゴルフ場に連れていかれて
所がやって来た3人は「ゴルフを始めればきっと良くなる。」とか言いながら僕を
担ぐようにしてスタートホールに連れて行きました。
それでまず一発打ってみろと言うのでスィングしましたが、ボールはクラブに
かすっただけで、数メートル転がっただけでした。
頭は激しく痛みました。
そうすると彼らは今までとは打って変わり「体調が悪そうだから、あなたはホテルの
部屋で寝ていた方が良い。僕らはゴルフを続けるから。」と言って僕を残してスタートして
行きました。
彼らが親切だった本当の理由
その時気が付いたのですが、僕が最初からゴルフをやらなければ、彼らは金曜日会社に
行かなければならなかったのです。
でも僕と一緒にゴルフを始めた場合は 僕が途中でプレーを止めたとしても、
彼らは素晴らしいゴルフ場でただで会社に行かずにゴルフが出来るのです。
だから彼らにとって一番大事な事は僕を無理やりにでもスタートさせる事で 前の晩
色々気を使ってくれたのも 僕の為ではなく自分達が次の日会社を休んでゴルフを
したかっただけで、親切でも何でもない事が分かりました。
帰りの飛行機の中で僕は毛布にくるまって頭の痛さと吐き気と闘いながら何とか成田に
帰ってきました。
髄膜炎と言うひどい病気で僕は次の日から入院しました。
僕は本当に頭に来て その会社とのビジネスは全て打ち切りました。
本当にどうしようもないゴルフキチガイはいるんですね。
ゴルフは素晴らしいスポーツで青空のもとのゴルフは本当に気持ちが良いものですが
人に迷惑をかけない範囲でやりたいものです。
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