顧問の松林です。
昨日はハロウィンでしたね。
昨日の夜は用事があって渋谷に立ち寄ったのですが、大変でした(T▽T)
ハチ公前広場を通って行こうとしたのですがあまりの混雑で全く動けませんでした。
血まみれの人とか目玉がとれて垂れ下がっている人とか目いっぱい肌を露出している魔女とかが
一杯で警官が声をからして人々を誘導していました。
平和ですね)^o^(
僕はハロウィンは結構海外で過ごした事が多く、
・ニューヨーク、デトロイト、ロスアンゼルス(アメリカ)
・上海(中国)
・フランクフルト、ビースバーデン(ドイツ)
・パリ(フランス)
・ロンドン(イギリス)
・ミラノ、フィレンツェ(イタリア)
等のハロウィンを覚えています。
非常に寒い思い出が多く 例えばドイツでは普通この季節は建物の中に居ることが普通なのですが、
ハロウィンの夜は街で色々な催しがあり屋台も出ていたりするので寒さにメゲずに
街に繰り出します。
この季節のドイツの楽しみの一つは屋台で売っているグリューヴァインです。
温めて香料を混ぜた赤ワインでそれを寒いハロウィンに皆と一緒に寒さで鼻を
真っ赤にしながらすするのは 楽しい思い出です。
ただし この赤ワインはあまり上等でないワインを使うので次の朝に起きた時は必ず頭が
ガンガンするのを覚悟しておく必要があります。
又中国人は仮装もやり始めると徹底してやる人が多いようで
「人々が怖がるので仮装のままで公共交通機関に乗らないように」と
上海当局から通達が出た事があります。
北京に住んでいる中国人の友達によると北京でも同じような通達が出たとの事です。
デトロイトでは非常に恐ろしいハロウィンを経験しました。
デトロイトではハロウィーンの前の夜を Devil’s Nightと言うのです。
デトロイトは工場や金持ちが皆郊外に移り住み中心部はかなり荒廃しているのです。
犯罪も多いです。
これはデトロイトに限らずニューヨークやロンドン等 どうもアングロサクソンは金持ちになると
郊外の庭付きの戸建に移り住むようです。
一方パリやローマ等のラテン系の人の街は金持ちが都心のアパート(アパルトマン)を好むようでそれがアングロサクソンの町の
中心部とは違ったものになっているようです。
あるDevil’s Nightの日にデトロイトのダウンタウンの中心にあるルネッサンスセンターの最上階で食事をしていた事があります。
デトロイトの中心部はかなり荒廃していますが やはり超一流のレストランはダウンタウンにあるのです。
所が周りであちこちで火の手が上がり家が燃えています。
ちょっと見には非常に綺麗です。
何機もの消防のヘリコプターが低空で飛んでいます。
まさしく悪魔の夜です。
どうも不況で不満がたまっている自動車会社の労働者が他人の家に火をつけて回るのだそうです。
焼死者も出ます。
デトロイトはラストベルト(錆び付いた地域)と呼べれトランプ氏も選挙戦の時に
ラストベルトの復活を盛んに言っていました。
トランプ氏の支持者もラストベルトに住んでいる多い貧しい白人が多いのです。
昔は自動車工業の中心地という事で非常に活気があったのですが、日本車やドイツ車を始めとする
外国車に市場を奪われ自動車工業が斜陽化し工場閉鎖や労働者の首切りが盛んに行われたために
町自体が非常に錆び付いてしまったのです。
デトロイト市も自動車会社からの税収が減り市の予算も切り詰められています。
それが益々デトロイトの中心部の荒廃を引き起こしているようで悪循環です。
最近会ったデトロイトからのアメリカ人に聞いた所ではデトロイト市の必死の努力により
最近はかなり改善して来ているとの事でした。
しかし基本的にはデトロイトの自動車産業の景気が良くならなければ根本的な解決にはならないと言っていました。
世界には色々なハロウィンがあります。ハロウィンは特にキリスト教に結びついているものでもなく 宗教色が
薄いことや人々の変身願望、お菓子会社の陰謀により益々地域を超えて盛んになって行くようです。
この記事へのコメントはありません。