顧問の松林です。
始まりはドイツ駐在の頃
僕の名前は松林努ですが、ずっと昔からトムと呼ばれています。
始まりは20代の終わりにドイツに駐在した時からです。
ドイツ人は人を呼ぶのに 名前ではなく名字で呼びます。
所が彼らにとって MATSUBAYASHI と言うのは非常に長くて覚えにくいし発音しにくい
ようなのです。
マツバヤスキーとかミシャエッツとかマツバヨッシュとか色々な呼び方をされました。
それで僕の名前が TSUTOMUなのでトムと呼んでと言いそれ以来トムで通っています。
孫が出来た時に
僕に孫が出来た時 「おじいちゃん」と呼ばれるのに非常に抵抗がありました。
「おじいちゃん」には Grandfather(祖父)と言う意味と同時に Old man(年寄り)と言う
意味もあるからです。
それで僕はアメリカに行ったときに孫のいるアメリカ人の友人に
「君たちは良いよな。孫にはグランパと呼ばせれば良いんだから。
日本では おじいちゃんと言うのは グランパと言う意味に加えて年寄りと言う意味もあるんだぜ」と言いました。
アメリカではグランパでOK?
そうするとその友人は 「僕だってグランパと呼ばれたくないんだよ」と言うのです。
「それでは孫になんと呼ばせているの?」と聞くと「パパ、ママと呼ばせている」と言うんだね。
僕はビックリして 「それでは本当のパパとママの事は何と呼ばせているの?」と聞くと
「ダディとマミーと呼ばせている。」と言うんだ。
僕は「なるほど それは良い方法だ」と思い 日本に帰ってすぐに娘夫婦に「お前たちはダディとマミーにしろ。僕たちをパパ、ママと呼ばせるから」と言ったんだ。
所が娘に「冗談はやめてよね!」と一蹴されてしまいました。
トムちゃん、ハーちゃん
それで僕は何と呼ばせようか一生懸命考えて結局トムちゃんと呼ばせることにしました。
家内もばあちゃん以外の呼び方を考えていたようですが結局は「ハーちゃん」になりました。
孫は高校3年生になりますが 全く抵抗なく「トムちゃん、ハーちゃん」と呼んでいます。
僕にはもう一人孫がいます。こちらの孫は息子の子供でニューヨークで生まれたので 生まれてしばらくは あまり頻繁に会えなかったのです。
今は小学3年生で問題なく「トムちゃん、ハーちゃん」と呼んでいますが ニューヨークから日本に移り住んでしばらくの間は 僕を「じ。。。トムちゃん」と呼んでいました。
何気にじいちゃんと呼ぼうとしこれはまずいと呼び変えていたようです。
今は自然に「トムちゃん、ハーちゃん」と呼んでいますが。
孫が保育園の時に
高校3年生の孫が保育園に通っていた頃保育参観がありました。
丁度その日は家内も娘も手が離せない用事があり僕が行くことになりました。
その時娘に強く言われた事があります。
「保育園の園長先生は非常に気難しい人で園長先生に にらまれると保育園に行けなくなる。絶対に園長先生の気に障るような事を言わないように。出来れば何も言わずに目立たないようにしていて欲しい。」
所が保育参観で園長先生が「今日は皆さんのおとうさん、おかあさんがいらっしゃってますね。今日はおじいちゃんもいらっしゃっていますね。」と僕の顔を見ながら言うのです。
僕は黙っていようかと思ったんですが 思わず「僕は孫にだっておじいちゃんと呼ばれたことは無いのです。おじいちゃんと呼ばないで欲しい。」と言ってしまったのです。
そうすると園長先生はそれではなんと呼ばれているのですか?と聞くので「トムちゃんです」と答えてしまいました。
所がそれが園長先生のツボにはまったようで その後で園児と一緒に芋ほり大会があったのですが 園長先生は遠くから「トムちゃん、こちらに大きい芋がありますよ!」と何度も叫ぶので閉口しました。
お陰で孫がにらまれるようなことは無かったようですが。
中国でも
中国の会社で社長をしていた時は 中国語では松林は(スンリン)というような感じで読むのですが 僕の運転手は日本人の名前を中国語読みで呼ぶのは失礼だと思っていたようでした。
また MATSUBAYASHIと言う発音も難しかったので僕の事を ミスタートムと呼んでいました(+o+)
今までずっとトムと呼ばれていたのですがモズではスタッフとの年齢差がありすぎるのか 誰もトムと呼んでくれません。
若干寂しいです。
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