営業ノウハウ

男性が営業で突き抜ける発声方法

男性のセールスパーソンは、発声法に応じて相手への印象が大きく変わります。例えば同じくらい声が低い2人でも、一方は「安心感があって信頼できる」と思われているのにもう一方のセールスパーソンに対しては「暗くて頼りない」と思われることがあります。同じような声質でも、話し方や発声方法によって、営業成績に大きく響くものなのです。発声法においては、男性女性によってそのポイントは変わってきます。ここでは、男性セールスパーソンが営業で突き抜ける発声方法を紹介していきます。相手に良い印象を与えられていないと悩む男性セールスパーソンや、そのマネジメントや教育を担当する人にとっては必見の内容です。
 
<男性が営業で突き抜ける発声方法①声のトーンを上げる>

男性が営業で突き抜ける発声方法の1つ目は、声のトーンを上げることです。もちろん例外はあるのですが、営業時は声のトーンを一段階上げた方が良い結果が出ることが多くなります。何故なら、声のトーンを上げることで男性は丁寧な印象が増す可能性が高いからです。男性のセールスパーソンが普段よりも一段階声のトーンを上げることで、話し方が柔らかくなり、それが相手に対してのリスペクトを伝えることに繋がります。相手に対してのリスペクトが伝われば、多くのお客様はそのセールスパーソンに対しての無碍な対応はできなくなります。もちろん女性も物腰柔らかい話し方が好印象を与える点では男性と同じなのですが、声のトーンを上げることが、話し方が柔らかで丁寧になることに直結する可能性は男性よりも低くなる印象です。
声のトーンの上げ方は、普段声をまっすぐに出しているとするなら、口内の上部や鼻の上の方にぶつけるイメージで発生をすると、トーンが上がります。もう少し科学的な言い方をするなら、声のトーンが上がっている時には喉の奥が広がっているものなので、普段よりも上側に向けて発声することを心掛けると、声のトーンが上がります。
声のトーンを上げるメリットとしては、普段の話し方とのギャップにもあります。例えば、挨拶からアイスブレイク、サービス説明に関しては営業を意識した声のトーンを上げた話し方をするけれども、雑談になるとちょっと普段の話し方が混じってくると、相手に対して打ち解けた感じを出すこともできます。トーンを上げたビジネス感を醸し出す話し方と、トーンを上げない普段の話し方を使い分けることで、相手に対する印象をコントロールすることもできるので、営業用の発声法を意識していない人はまずここを意識すると、成果が上がる可能性が高くなります。
 
<男性が営業で突き抜ける発声方法②声に張りを持たせる>

男性が営業で突き抜ける発声方法の2つ目は、声に張りを持たせることです。普段よりも少しだけでいいので、ハキハキと話し、語尾が下がり過ぎないよう意識することで、相手に頼もしい印象を与えることができます。逆に声に対して張りがないと、頼りない印象を与えることが少なくありません。同じようなことを説明しているのに、受注になるセールスパーソンと、受注にならないセールスパーソンがいますが、こういったところで差が出るものなのです。
声の張りを出す方法としては、口角を上げて発声をすると張りが出てきます。また、口角を上げることを意識すると、対面では事前と笑顔を作ることができるので、見た目の印象も良くなります。自分自身の説明やサービスへの自信を相手方に伝えるためにも、声の張りを意識しましょう。
 
<男性が営業で突き抜ける発声方法③大きな声を出せるようにしておく>

男性が営業で突き抜ける発声方法の3つ目は、大きな声を出せるようにしておくことです。
ここぞという時に音量のギアを上げることで、相手に対しての説得力を持たすことができます。大きな声を出す際に注意することは、相手を威嚇するような大声を出すのではなく、相手を優しく包み込むように声を張ることです。
「どうでしょう?」「大丈夫ですよね?」とお伺いを立てるにしても、小声で恐々と聞くのと大きな声で聞くのでは相手の反応が変わってきます。ここぞという時に声量のギアを上げることができれば、相手のYESを取りやすくなるのです。声のトーンや張りは常に意識することですが、声量のギアはここぞという時に温存しておくと、自分が描いたストーリー通りに営業を進めやすくなるので、切り札として持っておくと良いでしょう。
 
<まとめ>
男性セールスパーソンの、発声方法のポイントを紹介してきましたが、どのポイントにおいても共通するのは「相手へのリスペクトとサービスへの自身をいかに声のニュアンスで伝えることができるか」ということです。そのために声のトーンをワントーン上げて、声に張りを持たせて、時には一段階大きな声で営業することが必要になってきます。ここで紹介した内容は、男性が営業を続けていく上で基本的な内容です。そして、慣れていけば意識しなくても自然とできるようになっていきます。男性セールスパーソンの発声のポイントを常に意識しながら、営業成績を上げる礎にしていただけたらうれしいです。

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