こんにちは、モズエンタープライズの中村です。
今回は、少し頭の体操をしてもらおうかと思います。
ビジネスにもつながるので、是非やってみてください。
ここに、4枚のカードがあります。
私が1枚だけ「ウラ」にマークを描きます。
マークが書いてあるカードを選ぶゲームです。
見た目は同じA・B・C・Dのカードから、あなたが勘で、どれか1枚選択します。
例えば、あなたが、Aのカードを選択したとします。
そこで、私が「はずれ」とわかっている、CとDのカードをオープンします。
「あたり」は、AかBになりますね。
そこで、あなたはもう一度、AかBか選択しなおす権利があります。
あなたならどうしますか?
最初に選んだAのままにするか。
Bに変更するか。
確率は50%です。
ここには、明確な法則があることに気づきますか?
正解は、下のほうに書きますので、少し考えてみてください。
ちなみに織田信長は、分かったそうです。
正解は、「Bに変更したほうが、あたりの確率が高い」です。
AとBに絞り込まれた時点で、確率が50%というのはウソです。
Bがあたりの確率は75%あります。
ここまで読めば理屈がわかりましたか?
4枚の内から1枚を選択した時点であたりの確率は、25%です。
選択していない3枚の中にあたりが入っている確率は75%です。
ここから「はずれ」だとわかっている2枚を外すので、残った1枚が
あたりの確率は75%となります。
2枚に絞り込まれた時点でも、最初に選んだカードがあたりの確率は25%のままなんです。
意味わかりましたか?
ビジネスで、3つの新規事業のプランが考え付いたとします。
しかし予算的に1つしか立ち上げられない。
どれも1長1短で、明確な優位性が見つからない。
会議をしても意見がまとまらないので、しょうがないから
多数決で1つに決めたとします。
そんな時に多数決で決まった以外の、1つのプランがどうしても
実現不可能なことがわかりました。
という事は、多数決で負けたほうのビジネスプランのほうが、
成功の確率が高いという事になります。
こんな理屈当てはまりますかね?
もし、選択にまよったときが来たら、こんな話を思い出してみてください。
ちなみに、まだ法則の理屈がわからない方は、100枚のカードから選択して、
「はずれ」の98枚を外すと考えるとわかりやすいです。
100枚の中から1枚の「あたり」を一発で選択するのは難しいのがわかりますよね。
以上です。
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