▽目次
はじめに:なぜ占い師から学ぶべきなのか?
手相占い、誕生日占い、血液型占い、タロット占い――。
「これって私のことだ!」と感じたことはありませんか?
実は、占いには人の心を動かす心理学テクニックが数多く使われています。
そしてこれは、営業や新規開拓にも応用できるのです。
今回は、営業で使える「心をつかむ心理学テクニック」を紹介します!
【1】バーナム効果:誰にでも当てはまる言葉で共感を得る
バーナム効果とは?
バーナム効果とは、誰にでも当てはまる曖昧な内容を自分に当てはまると感じてしまう心理効果のことです。
例えば、こんな文章を見たことはありませんか?
・ふだんは社交的ですが、一人の時間も大切だと思っています。
・まだ活かしきれていない才能をいくつも持っています。
・物事を現実的に捉える一方、ロマンチックな一面もあります。
誰でも「これ、自分かも?」と感じてしまうのがバーナム効果です。
営業での活用法
営業では、以下のような多くの人に当てはまる悩みを投げかけましょう。
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「通話料のコストが高くないですか?」
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「印刷用紙代、毎月けっこうかかっていませんか?」
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「家族の将来に少し不安を感じませんか?」
これにより、
「私の悩みをわかってくれている!」と感じてもらい、お客様の本音を引き出すことができます。
【2】ミルグラム効果:権威を活用して信頼感を高める
ミルグラム効果とは?
ミルグラム効果とは、人が無意識に「権威者」の指示に従いやすくなる心理現象のことです。
たとえば…
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有名医師の推薦サプリメント
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弁護士監修の書籍
これらは自然と「信頼できる」と思ってしまいます。
営業での活用法
営業でも、自分自身が「専門家」として認識されることが大切です。
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清潔感のある服装
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豊富な商品知識・業界知識
これらを意識することで、「この人に任せたら安心だ」という印象を持ってもらえます。
【3】ウィンザー効果:第3者の声を活用する
ウィンザー効果とは?
ウィンザー効果とは、直接よりも第3者から伝えられた情報の方が信頼されやすい心理現象です。
たとえば…
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店員:「うちの店のパスタは世界一です!」
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友人:「あの店のパスタ、マジで世界一だった!」
信頼できるのは、友人の口コミですよね。
営業での活用法
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お客様の声
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モニター体験談
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口コミレビュー
これらを資料やチラシに載せると、商品の信頼感が格段にアップします。
【4】マジカルナンバー:情報量をコントロールする
マジカルナンバーとは?
人間が一度に覚えられる情報の数は、平均して5〜9個とされています。
この法則は「マジカルナンバー7±2」としても知られ、特に「7前後」の情報が覚えやすいとされています。
営業での活用法
例えば、あなたが商品を紹介するときに、5個以上の特徴を一度に話すと、
相手はその全てを覚えきれないかもしれません。
逆に、3つの特徴に絞ることで、相手にしっかりと印象を残すことができます。
事例:
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誤ったアプローチ:
「この商品には、高機能バッテリー、コンパクトなデザイン、長時間の使用、急速充電、耐久性、データ保存機能、オートセーブ機能などがあります。」
多すぎて混乱してしまう可能性が高いです。
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効果的なアプローチ:
「この商品は、急速充電と高耐久性、そして長時間使用できるバッテリーが特徴です。」
3つに絞ることで、相手は要点をしっかり理解でき、記憶にも残りやすくなります。
【5】ホットリーディング:事前調査で親近感を作る
ホットリーディングとは?
ホットリーディングとは、事前に相手の情報を調べ、それを活用して心を開かせるテクニックです。
営業での活用法
商談前に相手の…
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SNS投稿
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企業ブログ
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ニュースリリース
などをチェックしておきましょう。
例)
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「御社、○○市で展示会をされたんですね!」
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「○○さん、趣味が釣りだと伺いました!」
こうした会話から、「この人、うち(私)のことをわかってる!」となり、距離が一気に縮まります。
まとめ:占い師の心理テクニックを営業に活かそう!
営業には「心をつかむ技術」が必要不可欠です。
今回紹介した5つの心理テクニックを押さえれば…
✅ バーナム効果で「共感」
✅ ミルグラム効果で「信頼」
✅ ウィンザー効果で「信用」
✅ マジカルナンバーで「印象操作」
✅ ホットリーディングで「親近感」
これらが自然にできるようになります!
明日からすぐ実践できる内容ばかりなので、ぜひ新規開拓営業に取り入れてみてください!
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