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WEB集客の初心者必見!種類別にメリットデメリットを丁寧に解説

近年はパソコン・スマートフォンの普及によりインターネットが盛んになりました。

それに伴い、WEBマーケティングが台頭し、WEB上で集客を試みたが、

「HPを開設したけど、全く問い合わせが来ない・・・」
「WEBでどのように集客すればいいのか分からない・・・」

と言った悩みを持つ方が多くいらっしゃると思います。

今回は、そんなWEBに関して悩みを持つ人に向けて、WEB集客の基礎を分かりやすくまとめました。

なぜWEBでの集客が必要なのかから、WEB集客に用いられるメディアの種類、WEB集客にオススメのツールまで紹介しているので、是非ご一読ください。

 

WEB集客とは

Web集客とは、インターネットでつながった、ありとあらゆるWebツールを活用してお客様を集めることを言います。
検索サイトである「Google」や「Yahoo!JAPAN」、SNSの「Facebook」や「Twitter」、動画サイトの「Youtube」など、
これらのWebサービスをうまく活用することで人(ユーザー)を集めることを“Web集客”と言います。

 

なぜ必要なのか

インターネットやスマートフォン・PCの普及により、ユーザーの行動・情報選択の範囲は大きく広がりニーズが多様化しています。
「平成28年度通信利用動向調査」によると、国内でのインターネット利用者の割合は83%にもなっています。
それに伴い、消費者は自分で欲しい商品を調べる時代になりました。
 
つまり、TVCMのような企業側から一方的に発信された情報を受けるのではなく、
ユーザー自ら情報を収集し、サービス製品の購入に至るのが常識となりました。
そんな中で、検索エンジン上であなたの商品やサービスを見つけてもらうことができなければ大変な機会損失が発生します。
情報が氾濫する中で、あなたの商品サービスを求めている人に、しっかりあなたを見つけてもらうことが大切なのです。

 

WEB集客のメリット

  • 無料サービスを活用すればコストがかからない
  • ほかの媒体にはない即時性がある
  • インターネットを利用する多くのひとにアプローチできる
  • コンテンツを資産として運用できる
  • ユーザーの属性や興味など、細かく効果を測定できる
  • ピンポイントでマーケティングできる

Web集客のメリットはなんと言っても、「データが細分化できる」こと、「コストを抑えられる」ことです。

誰が、いつ、どこから、どんな興味をもってサイトに訪問したのかのデータ、
そして、成果につながるページと成果につながらないページを解析ツールで簡単に原因を分析できます。

また、WEB上には無料で使えるサービスが多数存在しており、それを活用すればコストを抑えることができます。

 

WEB集客のデメリット

  • 利用者が多い分、競合も多い
  • 検索エンジン経由で集客ができるようになるには、専門知識と時間が必要

自社で情報を発信する場合、専門知識と時間を要することがデメリットですね。

ただ裏を返せば、時間さえかければ、誰にでもWEB集客は可能と言うことでもあります。

 

3つのメディア

WEBで集客を行う前に、知っておくべきWEBメディアの種類があります。
WEB上には大きく分けて3つあり、それは「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」です。

この3つを合わせてトリプルメディアと呼ばれますが、
WEBで集客を行うときはこの3つを上手に使い分け、活用する必要があります。
それでは、この3つのメディアの特徴を説明していきます。

 

オウンドメディアとは

「オウンドメディア(Owned Media)」とは、企業などが自社で保有している、情報発信のためのメディアのことを意味します。「ブログ」や「WEBマガジン」「自社HP」などがあり、検索をした人に対して、企業情報や商品・サービス紹介などの情報を提供することができます。消費者の欲しい情報をオウンドメディアを用いて情報を提供できれば、商品の特徴や魅力をより深く理解してもらいやすくなります。

 

オウンドメディア活用のメリット

①自分で発信内容をコントロールできる

自社で発信内容をコントロールできる点が大きなメリットとなります。ただし自社の主張だけをしていると、ユーザーが集まってくれない可能性があるので、ターゲットのニーズを上手に把握することが大切です。

②情報の発信にかかるコストが少ない

自社でサイトの運営・管理を行うため、広告費などは発生せず、コストを抑えられます。ただ、サーバー管理費や人件費などのランニングコストはかかります。

③会員登録などの情報を取得、活用ができる

オウンドメディアを通して、消費者に会員登録などをしてもらえれば、顧客データを得ることができます。その後メルマガなどで定期的にアプローチをすることも可能です。

 

オウンドメディア活用のデメリット

①メディアの運営には時間とノウハウを必要とする

自社でオウンドメディアを運営するには、専門的な知識を要します。また、コンテンツを充実させ、ユーザーからのアクセス数を増加させるためには時間がかかります。

②定期的な情報発信が必要なため、人件費がかかる

出稿のお金や広告費等のお金はかかりませんが、記事などのコンテンツを自社で制作するときは人件費がかかります。質の高い記事を作成するのに、プロでも平均8時間はかかると言われています。

 

 

ペイドメディアとは

「ペイドメディア(Paid Media)」とは、広告費等の費用を払って掲載してもらうメディアのことを意味します。「バナー広告」や「リスティング広告」「SNS広告」などがあり、主に、企業ブランドや商品の認知向上に役立てることができます。WEB上には様々な広告が存在するので、自分に合った広告を選ぶことができます。

 

ペイドメディア活用のメリット

①多くの消費者との接点を作ることができる

不特定多数の消費者の目に留まる場所で情報発信や宣伝を行うことで、既存顧客だけでなく潜在顧客や自社に興味を持っていない消費者にも自社の商品・サービスをアピールすることができます。

②影響力が大きく、即時性がある

ペイドメディアには多くの読者を抱えているところが多いため、影響力が大きく、また早く伝えることが可能です。

 

ペイドメディア活用のデメリット

①コストが大きい

Yahoo!ブランドパネルに純広告を載せる場合は850万円~、またバナー広告の料金相場は30万~100万と大きな出費となります。しかし、有名ブロガーなどのHPなどでは安価に広告を掲載できるところもあるので、自分の予算に合わせて広告費を選ぶこともできます。

②コミュニケーションが一方的になる

広く消費者にメッセージを届けることができるが、消費者にはあくまで広告としての一方的な情報と捉えられ、敬遠されることも少なくありません。

 

アーンドメディアとは

「アーンドメディア(Earned Media)」とは、消費者が主体となって情報が流通するメディアのことを意味します。「Facebook」や「Twitter」などがあります。消費者の声や共感を得ることができ、WEBの中では消費者の信頼度が高いことが特徴です。

 

アーンドメディア活用のメリット

①高い信頼性から売り上げ増加につながる

企業の介入がないので、消費者の中では最も信頼が寄せられるメディアとなっています。そのため、ブランド認知や商品の売り上げ増加の効果が期待できます。

 

アーンドメディア活用のデメリット

①直接的なプロモーションができない

主に消費者が主体のメディアの為、企業側からのコントロールは難しいです。批判の声や誤った情報は拡散されるスピードが速いので注意が必要です。アーンドメディアでは、価値ある消費者の声に傾聴することに注力し、情報発信をオウンドメディアで行う企s業が多いです。

 

トリプルメディアの活用

トリプルメディアの役割についてご理解いただけたでしょうか。
このトリプルメディアの長所と短所を理解して、上手に活用することが大切です。

名称 即時性 影響力 情報のコントロール 低コスト
オウンドメディア
ペイドメディア
アーンドメディア

上記の表はトリプルメディアの特性を比較したものになります。

WEB上でのコンテンツが充実するまでは、低コストで行えるオウンドメディアとアーンドメディアに注力し、
ある程度コンテンツの質と量が高まったら、ペイドメディアで一気に拡散・集客するのが良いでしょう。

 

ここで、トリプルメディアを上手に活用した企業の紹介を行います。

世界的に有名なIT企業のインテルは、

①アーンドメディア(TwitterやFacebookなど)で多くのフォロワーを持つインフルエンサーに、インテルのオウンドメディア(自社HPなど)上でのコンテンツ制作を依頼

②オウンドメディア上でのコンテンツは、ブランドメッセージや製品に合わせたものを発信

ペイドメディア(WEB広告等)に投稿したコンテンツを、インフルエンサーであるコンテンツ制作者のアーンドメディアで拡散

④ペイドメディアからの誘導は、オウンドメディアやアーンドメディアに直接集約

という、トリプルメディアの連携をとることで、事業拡大を果たしました。

 

中心となるのはオウンドメディア

これまでトリプルメディアについての説明を行ってきましたが、
WEBでの集客を始めるならまずはオウンドメディアに軸を置くことをお勧めします。

先の例からも分かるように、基本的にトリプルメディアの連携を行う際は、情報のコントロールがしやすいオウンドメディアが中心となることが多いからです。

オウンドメディアがしっかりすればするほど、後からアーンドメディア・ペイドメディアの活用の効果にも期待ができます。

 

例えば、

①オウンドメディアでユーザーにとってニーズのある情報を発信、また自社の商品サービスの情報を充実させる

②その情報をアーンドメディアを用いて拡散させる

③ペイドメディアでオウンドメディアの情報を告知し、オウンドメディアへの誘導を図る

 

といったようなサイクルも、オウンドメディアが中心となっていることが分かります。

それでは、どのようにしてオウンドメディアから情報を発信していけば良いのでしょうか。

今回は私がオススメするツールを紹介したいと思います。

 

オウンドメディアでお勧めのソフト

オウンドメディアで情報を発信する際にオススメしたいソフトがあります。それはWordPressです。

WordPress(ワードプレス)とは、CMS(Contents Management System)の一種で、直訳すると「コンテンツ管理システム」です。もっと砕いていえば、ブログを作れるソフトです。通常、ブログなどのWEBサイトを作るときは、HTMLやCSSなどの専門的な知識が必要になってくるのですが、WordPressには、それ自体にブログとしての機能やページ更新をする為の仕組みが組み込まれているため、HTMLやCSSの知識がなくてもWEBサイトの作成が簡単にできます。

 

WordPressにかかる費用

基本的にすべて無料で使用できます。しかし、WordPressを使用する場合、サーバーやドメインの契約が必要になります。
サーバー契約は、250円~/月、ドメイン契約は300円~/年と、とても安価で契約することが可能です。

しかしWEB上には、はてなブログやアメーバブログなどの無料で始められるブログサービスも存在します。その中で、どうしてランニングコストのかかるWordPressをお勧めするかと言うと、次の3つの大きな理由があるからです。

 

WordPress利用者が多く、情報も多い

WordPressはその使いやすさから、個人ブログから企業のコーポレートサイトまで、幅広く利用されています。そのため、WordPressに関する情報はネット上に数多く存在します。WordPressに関する書籍も多数あり、もし何かわからないことがあっても、すぐに調べることができます。

 

プラグインやテーマが豊富に用意されている

テーマとは、WEBサイトの見た目を変更できる着せ替え機能のようなものです。WordPressには、デフォルトで用意しているものから、個人で作って配布されたものまで多数のテーマのテンプレートが用意されており、無料で使用することができます。(有料のテーマもあります)

また、プラグインとは、WordPressで作ったブログに追加機能を付与させることができる仕組みです。サイトの表示を高速化させたり、ブログのコメントスパムを除外してくれるものまで、様々なプラグインがあります。それらの使い方についても、WEB上に多数の情報があります。もちろんプラグインも基本的に無料で使用できます。

 

SEO対策に最適

オウンドメディアで情報を発信する場合、そのWEBサイトを消費者に見つけてもらわなくてはいけません。そのために重要なのがSEO対策です。

SEO(直訳:検索エンジン最適化)とは、検索エンジン上で、自分のWEBサイトを上位に表示させるための技術です。自社のWEBサイトのアクセス数を上げるには、このSEO対策が欠かせないのですが、WordPressで発信するWEBサイトでは、SEOに効果的であるということを様々な専門家が認めています。

特に代表的な人物が「マット・カッツ氏」です。Google検索エンジン開発者の一人であるマット・カッツ氏が以下の様に述べています。

ワードプレスを選ぶことは、非常に良い選択です。

なぜなら、ワードプレスは、SEOに関する多くの問題を自動的に解決してくれて、SEO(サーチエンジン最適化)の手法の80%~90%に対応するように作られているからです。

出典:Google検索の責任者やSEOの天才も認めるWordPressのSEO効果

上記からも分かるように、SEO対策をするうえで、WordPressは最適であることが分かります。

以上の点より、自社で情報を発信する場合はWordPressを使用することを強くお勧めします。

 

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

いかがだったでしょうか。

WEBで集客を行うには、まずメディアの種類を理解し、自分に合っている方法を探すことが大切です。

あなたのWEB集客の方向性を固める手助けをできたのなら幸いです。

以上になります。

 

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