顧問の松林です。
僕の春は毎年ジュネーブショーで始まりました。
ジュネーブオートショー
ジュネーブオートショーは毎年3月にありますが僕はこのショーが好きで毎年行っていました。
スイスには基本的に 自動車会社がないため 世界中の車を公平に展示して
いるのが好きな理由です。
オートショーは基本的には自国の車をメインに展示するので例えば
フランクフルトショーはベンツとVWばかり、パリショーはルノーや
シトロエンばかりと言う事になります。
ただ、スイスには大きな自動車会社が無いので色々な国の車を幅広く
見る事が出来ます。
又イタリアを始めとする多くのカロッツェリアが多くのプロト車を出すのも
楽しみです。
いすゞ自動車がイタリアのジウジアローに頼んだピアッツァの原型モデルが
アッソデ フィオリの名前で展示されたのもジュネーブオートショーでした。
勿論春のジュネーブが好きなのも大きな理由の一つです。
美しいレマン湖、雪を頂く春の光に輝くアルプス、美味しいフォンデュ料理
等春のジュネーブは魅力がいっぱいです。
そこで僕のオートショー訪問は一月のデトロイトショーに続き3月のジュネーブ
ショーが毎年の恒例になっていました。
ある年 ジュネーブショーにアメリカの会議の帰りに寄ったことがあります。
(帰りと言うにはかなり遠回りですが(#^^#)
ジュネーブ空港に着いたとき僕はアメリカで乗っていたのと同じフォードの
車をレンタカー屋で借りました。
名前は同じですが年式が違うようでスタイルは違っていました。
そのあたりをもう少し注意すべきでした(+o+)
レンタカーでいざアルプスへ
少し時間があったのでアルプスの方にドライブに行ったのです。
少し登って行くとさすがに雪が深くなり路面も雪で覆われてきました。
それで僕はトランクからチェーンを取り出して装着し又運転を始めました。
何かがおかしい??
所が??? 何かフィーリングがおかしいのです??
カーブで駆動力が車に伝わらずに変な挙動をします。
車から降りてエンジンルームを見てビックリ。
アメリカでは同じ名前の車がFR(後輪駆動)だったのにヨーロッパではFF(前輪駆動)だったのです。
僕はアメリカと同じだと思い FFの車の後輪にチェーンを装着していたのです。
これではフィーリングがおかしいのは当たり前ですね。
車のエキスパートとしてこんな恥ずかしい話はないので今まで誰にも話した
事はありません。
皆さんはこんなドジはしないと思いますが雪道での運転には十分注意して下さい。
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