新規開拓をする上で、営業先リストは必要不可欠ですよね。
ですが、ただリストを無作為に集め、そこに対し営業をかけても自分の顧客になる確率は少し低いですよね。
出来るだけ、自分の事業の顧客になりやすい「見込み客リスト」を効率良く集め、
初めからそこに対してアプローチ出来た方が絶対に自分の事業の顧客になる確率は高いですよね。
今回は、ただのリスト収集ではなく、「見込み客リスト」を収集する方法をご紹介します。
▽目次
新規開拓をする上でおススメなリスト収集方法
『オートコールシステム』を活用する
皆さんは、オートコールシステムというものをご存じですか?
あまり知名度がないので、知らない人の方が多いと思います。
このオートコールシステムを活用すると、「見込み客リスト」を自動で作ることが出来ます。
オートコールとは
自動で録音音声を流し、音声案内に従ってアンケートを取ったり案内を流していく事ができるシステムです。
引用:オートコールシステムとは?言葉の意味や活用例を徹底解説
簡単に言うと、固定電話を使い自動でアンケートを取れるシステムです。
上記の図のように、アンケート音声を自動で固定電話へ一斉に発信し、その電話を受けた方に、電話のプッシュボタンを押して、
回答してもらい、その後、回答内容をリスト化することが出来ます。
このアンケート収集システムを「見込み客リスト収集ツール」として活用するのが非常におススメです。
具体的な活用方法
健康食品を販売している会社を例に説明します。
まず、以下のようなアンケートを事前に作成します。
こちらは○○と申します。
現在こちらの地域で、健康についてのアンケートを行っております。
1分ほどの音声調査となっておりますので、どうぞご協力ください。
【案内1】
それではお尋ねします。
今年の夏は例年以上に暑さが厳しくなると予想されており、体調を崩さない為にも今までの健康管理体制を見直す必要が出てきます。
現在毎日の食生活でカルシウム・ビタミン・ミネラルなどバランスの良い食事をとれていると思いますか?
「とれている」と思う方は番号の⑦を
「とれていない」と思う方は番号の⑨を
それではどうぞ。
【案内2】
次に、昔からよくメディアでも紹介されている「ヨモギ」は、栄養価が高く、非常に注目されています。
そこで、あなたの毎日の食事で、ヨモギのような栄養価の高い野菜などは取り入れていますか?
「取り入れている」という方は番号の⑦を
「取り入れていない」という方は番号の⑨を
それではどうぞ。
【案内3】
次に、このヨモギの栄養価をたっぷり吸収できる形にした「青汁」が飲みやすく人気となっております。
この青汁について、
「興味がある」という方は番号の⑦を
「あまり興味がない」という方は番号の⑨を
それではどうぞ。
【案内4】
最後の質問です。
今、電話口に出て頂いている方が、
「男性」でしたら番号の⑦を
「女性」でしたら番号の⑨を
それではどうぞ。
このようなアンケートをオートコールで一斉発信します。
すると以下のような反応があります。
※図では、設問1・2を省略
このように、事前にオートコールを利用するだけで、
見込みが「ありそう」・「なさそう」かを、事前に判断をすることが出来ます。
これが事前にわかるだけで、かなり新規開拓がやりやすくなると思いませんか?
新規開拓に時間や労力がかかるのは、この「見極め」を人力で行おうとするからです。
「見極め」作業をシステム任せにしてしまい、ある程度見込みのある人へ新規開拓をした方が無駄がなく効率的です。
オートコールリスト作成が向かないもの
このオートコールシステムを活用した、見込み客リスト作成ですが、
以下のような事業の場合、あまり向かない可能性があります。
若年層をターゲットにしているもの
オートコールシステムは「固定電話」でアンケートをとるシステムです。
若年層は固定電話の設置率が低く、アンケート回答者になる可能性が極めて低いです。
逆に、シニア層をターゲットにしている場合は非常に相性が良いです。
訪問マッサージ業、在宅医療、健康食品販売、投資、リフォーム等、シニアをターゲットにした事業にはおすすめです。
単価の安いものを扱っている場合
オートコールはシステムです。
システムを利用するからには、1万円などの気軽な料金では利用できません。
安い業者は16万円~・高額な業者は200万円~といったように、金額の幅は業者によってさまざまですが、
文房具だったり、単価の安いものを販売する場合はこの利用費をペイすることを考えるとあまり向かないでしょう。
不動産投資や、リフォーム業など、一回の収入が大きいものにはおススメです。
最後に
今回は新規開拓営業のリストを収集をする上で便利なツールの1つ「オートコール」を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
新規開拓をする上で、まっさらな状態から開拓をするのは、労力や費用、時間もかかり大変です。
見込みがあるのか・ないのかの「見極め」はシステムに任せてしまい、
そのあとのアプローチに全力で力を注いでみてはいかがでしょうか?
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